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「親子」について(山口もね)


21年間の人生の中で、これまで6回母親役を演じました。

ある時は勉強しかしない娘を気遣い、ある時は夫のモラハラに耐え、ある時は死ぬ。

母親役を務めるようになった時期と、「あなたはいいお母さんになるよ」と言われるようになった時期は同じです。先生とか、友人とか、初めて会った人からも言われたのは面白いことです。

(きっと褒め言葉なんでしょうけど、自分ではちっとも思わないのでちょっと引っかかってしまいます。などと書いてしまうと言われなくなってしまいますね。もちろん、嬉しくなる日の方が断然多いですよ。)

血の繋がった子だろうが、繋がってなかろうが、よその子だろうが、犬だろうが、虐待してようが、なんだろうが、子がいれば誰だって親になれる。

自分を親だと思ってくれる存在ができて初めて、人は親になるんですね。逆に言えば、子を産んだだけでは親になれないのです。私が親になる日はくるのでしょうか。

…などと考えているうちに今回、7回目の母親役を仰せつかりました。ほほほ。ご縁ですね。

猛暑と流行病にはお気をつけて。

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