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  • wakkakamuy

「心配してるだけなのに」について(山口もね)


もう大学4年生の秋に差し掛かるのに、8/16まで卒業見込みが出ていなかった。体育の単位が0.5単位足りていなかったからである。

「体育!?」とか「0.5!?」とかの説明は省くのだが、うちの大学は体育が必修科目で、さらにこいつが抽選なのである。2年生で3回連続抽選落ちたときは「チケットぴあのほうがまだ取れるわ!」とキレた。


しかし4年生になると怒りより心配のほうが勝る。更に今年は疫病が流行にのっているので、開講される授業も少なかった。8/15に抽選に申し込んでからは、「抽選落ちたらどうしよう」しか考えられなくなった。0.5単位の体育の授業のためだけに5年生をやるのは嫌すぎる。っていうかまた就活するのが無理すぎた。


ところで、私は心配事があると、その心配事をとにかく人に喋りたくてしょうがなくなる性質である。人に喋ることで紛らわせようと無駄な足掻きをするわけだ。

例に漏れず、申し込んでから心配になりすぎてら母にへらへら笑いかけた。

「やー、抽選おちたらどうしよー、まあ流石に4年生は考慮してくれると思うけどー」

いつもなら一緒に心配してくれる母だったが、この日は違った。


「そしたら、パパに電話してもらうしかないね。抽選で卒業できないなんてどういうことだ、って」


ーー血の気がひいた。


(え?抽選おちたら21にもなって父親に電話させるの?私の自業自得で?抽選に受からせろって?モンペすぎない?っていうかそれ大人として終わってない??)


しかしたしかに、学費を払っているのは100%父親であるからして、大学に文句を言えるのも父親である。


どうしよう。心配しただけなのに、心配ごとが3倍くらいデカくなって返ってきた。


私はその夜、「おちたらどうしよう」と「父親に電話してもらいたくない」の二つの気持ちに押しつぶされて死にかけた。全然眠れなくて、最終的に3時くらいに息を止めてほぼ気絶みたいな形で寝た。

次の日抽選にあたってるのをみて本当に安心で泣きそうだった。嘘。ちょっと泣いた。


次回からは心配ごとがあったら誰にも迷惑がかからないようにノートにでも書き殴ろうと思う。母親も娘を心配しただけだったんですけどね。




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