口論において「みんな言ってる/やってる」は最弱の口上です。この事実は、読者の皆様も自らの経験からよく理解していらっしゃることでしょう。そしてその経験というのは、主に親との喧嘩であるはずです。ケータイが欲しい、習いごとがしたい等、様々な主義主張を通すため、上記の口上は用いられます。そして大抵、次のようなセリフで反駁されます。「みんなって誰やねん、連れてこんかい」。確かにここで言う"みんな"とは大抵、自身の周囲の人間を指したアバウトな人称でしかありません。やたらと主語を大きくしたところで無意味なのです。やはり他人に頼らず、自分の主張の正統性を主張することが正攻法だと言えるでしょう。
ちなみに、上記の口上に対してもう一つ、親がよく使う反駁のセリフがあります。「他所は他所、ウチはウチ」です。これを使われたら勝ち目はないです。潔く撤退しましょう。
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